今回は、初心者向けにVirtualBox上にRed Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.7をインストールする手順を紹介します。
以下の環境にて実施しています。必要に応じて準備してください。
- VirtualBox: 7.0.8
- Red Hat Enterprise Linux 8.7のインストールイメージ(ISOファイル)
VirtualBoxのダウンロードとインストール まずは、VirtualBoxをダウンロードしてインストールします。以下のリンクからダウンロードし、インストールを行ってください。 https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
Red Hat Enterprise Linux 8.7のインストールイメージのダウンロード 次に、Red Hat Enterprise Linux 8.7のインストールイメージ(ISOファイル)をダウンロードします。以下のリンクからダウンロードし、保存してください。※Red Hatのアカウントが必要です。
https://access.redhat.com/downloads/content/479/ver=/rhel—8/8.7/x86_64/product-software
仮想マシンをインストール
VirtualBoxマネージャ上で新規(N)をクリックして仮想マシンを作成していきます。
名前:仮想マシンの名前を決めます
Folder:仮想マシンを配置する場所を決めます
ISO Image:インストール用のISOファイルがどこにあるか指定します。
Skip Unattended Installationにチェックを入れます。(チェック入れない場合、インストール中のユーザ名パスワードなどを自動で入力してくれますが、今回は手動で設定していきたいため、チェックを入れます。)
上記を設定後、次へ進みます。
今回はメモリ4GB、2CPUで設定します。
BIOSを使うメリットは特にないので、Enable EFIにチェックを入れておきます。
次へ進みます。
RHEL OS用に50GBのハードディスクを設定し、次へ進みます。
pre-allocate Full Sizeを選択するとディスク作成時に指定の容量すべてを確保するため、今回はチェックを入れないでおきます。(外しておくと、ゲスト仮想マシンが使っている容量分だけホストOSのディスクも消費されます。)
設定が問題なければ完了(E)をクリックします。
VirtualBoxマネージャから仮想マシンを起動します。
仮想マシンのコンソールが表示されるため、Install Red Hat Enterprise Linux 8.7 を選びインストールを開始します。
好きな言語を選んで、先に進みます。
インストール先(D)をクリックして、OSをどのディスクにインストールするか決めます。
今回はディスクは1つしかないため、それを選んでから完了(D)をクリックします。
次にrootパスワード(R)をクリックして、rootユーザーのパスワードを設定します。
パスワードを2回入力して、完了(D)をクリックします。
インストールできるようになったので、インストールの開始(B)をクリックします。
インストール完了後にシステムの再起動(R)をクリックして、仮想マシンを再起動させます。
仮想マシンが起動してきたら、初期セットアップ画面が出ます。
ライセンス情報(L)をクリックして、ライセンスに同意します。
ライセンス同意後に設定の完了(F)をクリックします。
次へ(N)をクリックします。
位置情報サービスは今回必要ないので、オフにして次へ(N)をクリックします。
rootユーザの作成をします。フルネームとユーザ名を入力後、次へ(N)をクリックします。
パスワードを2回入力して、次へ(N)をクリックします。
初期設定が一通り完了したので、Red Hat Enterprise Linuxを使い始める(S)をクリックします。
これでRed Hatサーバのインストールが完了しました。ただし、この状態ではサブスクリプション登録やネットワークの設定がされていません。そのあたりの設定については、別の記事で紹介しようと思います。
わかりにくいところがあれば、コメントいただけると嬉しいです。
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